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AD/HDについて
2024年4月15日
“得意科目だけ伸ばしたほうが生きやすい”
みなさん、子供のころの通知表の成績を覚えていますか?苦手科目や得意科目それぞれあったかと思います。
AD/HDの特性のある人は通知表の成績に波がある傾向が見られます。しかし、好きなことへの執着心が人一倍強いといわれるAD/HDの人には成功者が多いといわれています。
成功するカギは自己理解と適職を見つけ出すことが大きなポイントです。
今日はAD/HDの人が社会で成功する方法についてご紹介します。
自己理解
AD/HD関係なく言えることですが、自己理解は将来設計に重要です。
自分はどんな人間か?何が好きか?何が嫌いか?自分自身に質問を課し、答えを探すことで自己理解が深まります。
自己理解ができると、人間関係も良好になり、適職も見つけやすくなります。
AD/HDの長所、短所も人によって特性が異なります。できること、できないことの差がAD/HDの特性ですので、しっかりと自己理解を行う事で社会に溶け込みやすくなります。それでは一般的なAD/HDの長所と短所を見ていきましょう。
長所
- 想像力や独創性に富んでいる
- 好奇心が強い
- 決断力が早い
- 好きなことへの集中力が高い
- 行動力がある(一人旅をする、パーティーを主催するなど)
短所
- じっとしていられない
- 段取りを立てるのが苦手
- 忘れ物が多い
- ケアレスミスが多い
- しゃべりすぎ
一般的には上記のことがあげられます。長所、短所を踏まえてAD/HDの人が向いている仕事についてお話します。
適職
AD/HDの方、マルチタスクやミスが許されない仕事はあまり適職ではないといわれています。しかし、発想力が豊富な人が多いので、アイデア勝負な仕事は適職だといわれています。
下記の仕事はAD/HDの人で活躍されている方が多くみられます。
- Webデザイナー
- イラストレーター
- プログラマー
また、行動力や決断力を活かし下記の仕事に就かれている方も多い傾向です。
- 営業職
- ジャーナリスト
- 起業家
- カメラマン
- ユーチューバー
さらに、好きなことへの過集中が得意な方であれば、以下の仕事も向いていると考えられます。
- プログラマー
- エンジニア
- 研究者
AD/HDの人は適職を誤るとうまく社会となじめず、転職をくりかえしがちです。学校では短所を治すように教育されることが多いですが、長所を伸ばす方が、幸福度や収入があがりやすいといわれています。
傾向としては、専門的なスキルが求められる仕事や起業家といった、会社を動かす側で活躍される方が多いのも印象的です。また職場の仲間と仕事するうえでコミュニケーションは絶対欠かせないものです。しかし、AD/HDの人のコミュニケーションに偏りがある人もいらっしゃり、人間関係が長く続かない場合があります。
働き方について
AD/HDの人は自由度の高い働き方をされている傾向にあります。今からご紹介する3つの働き方が特に合っているといわれています。
裁量労働制
みなし残業制の一種で、残業時間込みでの給料が支払われます。なので、自身の裁量で残業時間や業務を進めることができます。
時間の段取りを計画することが苦手なAD/HDの方にはこの働き方が合っているといわれています。しかしながら、残業時間が多い割に給料が伴っていないこともあるので、会社や希望職種の下調べが重要です。
フレックスタイム制
会社で定められた必ず労働しなければならない(コアタイム)と労働時間を守れば、都合の良い特に出退勤できるというメリットがあります。時間管理が苦手な人や作業に没頭することが得意なAD/HDの人にあっている働き方です。
しかし、出勤時間がバラバラなため、職場でのコミュニケーションがやや取りにくくなるデメリットもあります。
フリーランス
会社に属さず、個人で仕事を請け負うという働き方です。場所や時間にとらわれないという意味では最も自由度の高い働き方です。行動力のあるAD/HDの人にとって、自ら新しい仕事に挑戦しやすいというメリットがあります。
しかし、確定申告といった事務仕事、また自分で仕事を獲得するという大変さもあります。
もし現在AD/HDで就労されている方で、働き方が合わない方がいらっしゃいましたら、今ご紹介した働き方でご検討されてみてはいかがでしょうか?
それぞれのメリット、デメリットがあるので即決は難しいとは思いますが、視野を広げて新しい働き方を探すことも成功するカギだと思います。
弊社ではAD/HDの特性を持った利用者も活躍しています。その利用者の得意なことや苦手なことをヒアリングし、考慮したうえで業務をお願いしています。
AD/HD特性を持った方で、お困りの方は気軽のご連絡ください。