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福祉就労でも稼げる!フルタイムで働く障がい者の実態とは?。
投稿日:2025-6-10 / 更新日:2025-6-10
目次
- 1. 福祉就労とは何か?制度の基本を解説
- 2. 福祉就労で“稼げない”とされる理由とは?
- 3. フルタイム就労が可能な就労継続支援A型の特徴
- 4. 実際にフルタイムで働く障がい者の1日
- 5. ワークサポート鶴見の先進的な取り組みとは
- 6. 有名人も注目する“福祉からの自立”
- 7. 福祉就労で稼ぐために必要な3つの条件
- 8. まとめ:福祉就労で「働きがい」と「収入」の両立を目指そう
1. 福祉就労とは何か?制度の基本を解説
まず押さえておきたいのが、福祉就労=支援を受けながら働くことです。これは、「働きたい」けど「一般企業で働くにはまだ不安がある」という障がいのある方のために設けられた制度です。
代表的な福祉就労の場として以下の3つがあります:
- 就労継続支援A型:雇用契約あり、最低賃金が保証される
- 就労継続支援B型:雇用契約なし、工賃制(全国平均月額16,000円程度)
- 就労移行支援:一般就労への移行を目指した訓練
2. 福祉就労で“稼げない”とされる理由とは?
「福祉就労=収入が少ない」というイメージの背景には、B型事業所の工賃の低さがあります。平均すると1時間あたりの工賃は200〜300円程度というケースも多く、生活費には到底足りません。
また、「作業所」という言葉の名残から「軽作業だけ」「責任のない仕事」といったイメージが残っていることも、誤解の要因になっています。
しかし、A型事業所のように雇用契約を結び、最低賃金以上の給料を得る福祉就労の形態も存在するのです。
3. フルタイム就労が可能な就労継続支援A型の特徴
就労継続支援A型事業所では、利用者と正式な雇用契約を結び、原則として最低賃金以上の給与が支払われます。
A型事業所のメリット:
- 月収10万円以上も十分可能(例:時給1,064円×6時間×20日=127,680円)
- 労働時間の相談も可能(障がい特性に応じた柔軟な働き方)
- 社会保険にも加入できる(勤務日数による)
- 一般就労に向けたスキルアップや実務経験も得られる
4. 実際にフルタイムで働く障がい者の1日
大阪市鶴見区の「ワークサポート鶴見」で働く、視覚障がいのあるAさん(40代男性)の1日を例にご紹介します。

9:00 出勤・朝礼
9:15 受付業務(電話対応・カルテ管理など)
11:00 施術補助(治療師のサポート業務)
12:00 昼休憩(特性に応じた休憩配慮あり)
13:00 ECサイトの在庫チェック・商品撮影
15:00 データ入力業務
17:00 退勤
Aさんは、週5日フルタイムで働きながら、約13万円の収入を得ています。ご本人曰く、「福祉就労でも自立が目指せると感じた」とのことです。
5. ワークサポート鶴見の先進的な取り組みとは
大阪市鶴見区にあるワークサポート鶴見では、従来の「福祉就労=軽作業」から脱却し、
- 鍼灸・マッサージなどの本格施術業務
- ECサイト運営
- 清掃・受付・運転などの多様な業務
といった多様な仕事が提供されています。
また、支援員も“支援する側”という立場にとどまらず、利用者と「学び合い、育ち合う」姿勢を大切にしています。
6. 有名人も注目する“福祉からの自立”
タレントの山本シュウさんは、かつてのラジオ番組内で「障がい者が“自分の力で稼ぐ”ことを支える制度がもっと広がってほしい」とコメント。
また、俳優の風間俊介さんは、自身の取材で「地域と共に生きる障がい者の就労支援活動を応援したい」と発信しており、福祉就労に対する注目が高まっています。
著名人がメディアを通じて語ることで、制度の存在が広く知られ、支援の輪も大きく広がっているのです。

7. 福祉就労で稼ぐために必要な3つの条件
- 自分に合った事業所を選ぶこと
サポート体制・仕事内容・勤務地など、自分に合った環境かどうかを見極める - 働き続ける力を身につける
体調管理や生活リズムを整えることも大切な“仕事”の一つ - 支援者と信頼関係を築く
正直なコミュニケーションが、安定した就労の第一歩
8. まとめ:福祉就労で「働きがい」と「収入」の両立を目指そう
福祉就労は“保護される場所”ではなく、“働く場所”です。特にA型事業所を選べば、しっかり働いて、しっかり稼ぐことが十分可能です。
「障がいがあるからできない」ではなく、「支援があるから挑戦できる」。
そんな働き方が、今まさに広がっています。
大阪市鶴見区で就労支援を探している方、まずはワークサポート鶴見で、「福祉就労でも稼げる」ことを体感してみませんか?