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就労継続支援A型事業所

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視覚障がいがある方の就労環境づくりとワークサポート鶴見の工夫。

投稿日:2025-10-13 / 更新日:2025-10-13

こんにちは。
大阪市鶴見区にある就労継続支援A型事業所『ワークサポート鶴見』です。
視覚障がいがある方が働く上での環境整備は、見えにくさへの配慮だけでなく、「働く力を活かせる環境づくり」が求められます。

この記事では、視覚障がいと就労に関する現状、必要な配慮、そしてワークサポート鶴見の具体的な取り組みを丁寧にご紹介します。

🗂️ 目次

1. 視覚障がいのある方の就労の現状

視覚障がいには、全盲・弱視・視野狭窄などさまざまなタイプがあり、その程度も個人差があります。厚生労働省の調査では、視覚障がいのある方の就労率は他の障がい種別と比較して依然として低い傾向にあります。

特に、一般企業における情報機器操作や書類業務などは困難が伴い、以下のような課題が挙げられます。

  • 情報アクセスのバリア
  • 空間認識の難しさ
  • 業務上の即時対応の難易度

2. 就労における主な困難と必要な配慮

視覚障がいのある方が就労を継続するためには、次のような合理的配慮が重要です。

● 情報保障

  • 音声読み上げソフト(例:PC-Talker、NVDA)
  • 点字資料、拡大読書器などの活用

● 空間的配慮

  • 移動ルートの明確化・案内表示の工夫
  • 作業机・機材の配置固定

● コミュニケーション支援

  • 視覚的な情報を音声や触覚に変換
  • 職員や同僚による説明の質の向上

3. ワークサポート鶴見での環境整備の実例

ワークサポート鶴見では、視覚障がいのある利用者が安心・安全に働けるよう、以下の取り組みを行っています。

  1. 専用PC端末の設置:音声読み上げソフトを搭載したノートパソコンを導入し、ECサイト運営業務やデータ入力も可能に。
  2. 動線とスペースの工夫:机の角に触覚テープを配置、ルートには視覚・触覚両方で認識できるガイドを導入。
  3. 支援者の質的向上:声かけや説明方法を研修で共有し、「できないこと」ではなく「どう伝えるか」を重視。

4. 現場の声:「配慮」ではなく「強みに変える支援」

実際に勤務している弱視のCさんは次のように語っています:

“見えないから助ける”ではなく、“どうすれば自分の力を活かせるか”を一緒に考えてくれたのがうれしかったです。

職員も「障がいのある方の働き方は、支援側の考え方次第で無限に可能性がある」と話しています。

5. 専門職と連携したスキル向上支援

ワークサポート鶴見では、視覚支援に精通した外部講師やICTサポーターとも連携し、以下のような支援を行っています。

  • 音声入力による文章作成練習
  • ショートカットキーの訓練
  • 点字ラベルの作成支援

支援を受けながらスキルを高め、「自信を持って働く」環境づくりをサポートしています。

6. 今後の課題と展望

視覚障がい者が安心して働ける場づくりには、次のような課題があります。

  • 通勤環境の整備(公共交通機関の配慮)
  • 法定雇用率の向上に向けた民間企業の意識改革
  • 視覚に特化した福祉人材の育成

地域に根ざしたA型事業所の取り組みが広がれば、働くチャンスはさらに増えるはずです。

7. まとめ:見えにくくても、働く力は見えています

視覚障がいがあっても、働く力は十分にあります。
必要なのは、「できない理由」ではなく「できる方法」を一緒に探す環境です。

大阪市鶴見区で、「視覚障がいがあっても働きたい」「自分に合った環境で成長したい」と考えている方は、ぜひワークサポート鶴見にご相談ください。


所在地・お問い合わせ

  • 所在地:大阪府大阪市鶴見区今津北5-5-6-101
  • 電話番号:06-6964-5921
  • 見学・体験・ご相談は随時受付中。安心して働ける第一歩を、一緒に踏み出しませんか?

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